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*9月24日*


今朝もゆっくり&のんびりな朝。
しかし下痢は治らず…(^^;ま、こればっかりは仕方ないので今日も気合で乗り切れるよう自分を奮い立たす。お腹を壊してからというもの私の朝食はかなり定番化している。すごーくふやけたシリアル、スクランブルエッグ、焼きトマト、それにパン少々(あったかいミルクティーに浸して食べる:笑)と、忘れちゃいけない胃薬&正露丸&鎮痛剤…こんな感じ。
というコトで。新国王時代の歴代の王様たちのお墓がズラリと揃った【王家の谷】へ出発ー♪
一見するとただの砂山にしか見えないこの場所に、60以上ものお墓が点在。しかしその多くは誰の墓だか不明のまま。盗掘を避ける為にこんな岩山に墓を作ったわけだが、ツタンカーメンの墓以外はほとんど荒らされてしまっているのがとても残念無念。我らがラムセス2世のお墓は見るも無残なほどボロボロに盗掘され、レリーフさえ残ってなく、現在は閉鎖されたまま。下の写真はツタンカーメンの墓の看板。本当の発音はツタンカーメンではなく"トゥタンアメン"なんだとか。日本人の私たちにはとても読みにくい。唯一盗掘を逃れた彼のお墓からは2000点もの金銀財宝が見つかり、その全てがカイロの考古学博物館、特別展示室にて公開中。
その他に見学したのはラムセス4、6、9世のお墓。特にラムセス6世のお墓は規模が大きく、壁画の保存状態は最高で、すこぶる美しい!!!! …のですが全てのお墓内部は写真撮影禁止の為、画像はナシ。この旅行記に載せたどの写真よりも色がクッキリハッキリ綺麗だったので、お見せできないのがとても残念でならない。壁画だけでもかなりの歴史的価値があるだろうに、これでお宝までもが残っていたらものすごい世紀の大発見だったに違いない。
たった数年しか国を統治していなかったツタンカーメンでさえ2000点ですから、もしラムセス2世の墓が盗掘されてなかったら…と思うと…うーむ、鼻血モノだ!!!


王家の谷から、そう遠くない場所にある【ハトシェプスト葬祭殿】、次はここを見学。エジプト史上初の女王の為のもので、列柱室には、まだ色の残るレリーフがたくさん。今まで見てきた数々の遺跡とはちょっと違った直線的な雰囲気で、とてもこざっぱりした建物だった。また、女王とトトメス3世の骨肉の権力争いの話も有名で、嫉妬に駆られたトトメス3世が、彼女のレリーフを削りとった跡など、今の時代を生きる自分たちにまで、執念深さが克明に伝わってくるのがちょっとコワイ。
この土地は少し高台になっているんだけど、ここから遠くを見渡すと以外にも緑の大地が広がっていたのに驚いた。


次にやって来たのが【メディネト・ハブ】ラムセス3世の葬祭殿。かつて採石場だったこの地に、ハブ族が住んでいたことから、この名前が付いたとか。ここはレリーフの彫り方がナゼかすごく深い。とにかく深いなぁ…っていうのが第一印象。
建物正面の大きなレリーフは浮き彫りで、ラムセス3世が戦っている時の様子を描いたもの。遠目にも目立つ。


ラムセスカフェなるものを発見。こんなに暑い国なのに、そういえば、どこもかしこもオープンカフェである。(笑)"カフェ"と言っても日本や欧米のカフェとはだいぶイメージが違う。エジプトでいうカフェとは、オヤジの社交場。イスラム国家であるが故、女性が昼間から外でお茶してる姿なんてどこに行っても見かけない。今でこそカイロ辺りのアメリカ系大学に通う女の子たちは、キャミ&ジーンズなんてラフな服装してるコもいるようだけど、まだまだ肌を隠す昔ながらの服装をしてる女性が多い。そして昼間はあまり人目につかないよう家に居ることが多く、夕方暗くなってきてから食料などの買出しで、わらわらとスークに出現する。イナカに行くほど女性に出会うのは難しいらしい。確かに、行く先行く先ウロウロしてるのはオヤジばっかりだ。(^-^;


カフェの写真を遠巻きに1枚だけ撮って、次なる目的地【メムノンの巨像】へ向かう。これはアメンヘテプ3世の巨像。
その昔、巨像の後ろには葬祭殿があったみたいなんだけど、彼より200年後くらいの王様で、ラムセス2世の息子である、メルエンプタハに壊されてしまったそうな。壊した理由ってのがまたすごい。自分の葬祭殿を作る石が必要だったから…ということらしい。なんともまぁ、ワガママ坊やですこと…。(^^; 言い換えるなら、自分の家を建てるのに他人の家を壊して木材を頂いてった…って感じ?(家じゃないケド) まぁそんなワケで、ここには2体の巨像以外なにもナイ。しかし物売りの子供が大勢いて、とってもしつこかった。生活がかかってるのは分かるけど、欲しくない物は買いたくないのだ。ゴメンね。


5日目の観光はこれにて終了。夕方にはカイロまで戻り、市内のホテルにチェックイン。少し休んでからナイル川のほとりのレストランで夕食をとった。このレストラン、冷房の効きすぎでヒジョーに寒く、女性陣にはちょっとツライ場所だった。しかし店側は「暑かったでしょ?」という優しさの気持ちで冷やしておいてくれたので文句も言えない。男性陣は涼しくてちょうどいいよと言っていたし、エジプシャンからすると、これでもまだ暑いくらいなんだそうだ。一体誰の感覚が普通なのかさっぱり分からない。(笑) 今夜は普通にゴハン食べることが出来たけど、実はまだ下痢は続行中なんだな…(泣)

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