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9月18日 (火)
アンコール遺跡群を見て回るいくつかの方法として「ツアーに参加」、「バイクタクシーorトゥクトゥクをチャーター」、「レンタル自転車を漕いで自力で回る」が挙げられる。(他にもあるかも)今回選んだのはトゥクトゥクのチャーター。バイタク2台チャーターするよりも割安、屋根付だから突然のスコールでもとりあえず平気、移動中でも会話や撮影が出来る、という利点を考えた上での決断だ。この旅行が決まった時、某SNS内でカンボジア関連情報をいろいろ収集した。その時に数名の現地バイタクドライバーの存在を知り、メールで3日間チャーターの約束を取り付け、とりあえず「初日の18日、8時にサリナホテルのロビーで」と指定する。(コースの相談と料金交渉は会ってからするつもりだった)でも日にちと時間が決まったら、その後は出発までメールが来なくて、結局そのまま日本を飛び立ち現在に至る。本当に8時に彼が現れるのかちょっと心配だったけど、来なかったら別のトゥクトゥク捕まえて交渉すればイイことだし(時間が惜しいけど)なんとかなるだろう。(^^;
そんなワケで一抹の不安?を抱えながらも6時起床。昨夜の夕食が早かったせいで、今朝は起きた瞬間からお腹ペコペコ。急いで着替えてレストランへ向かった。メニューはよくある洋食メニューのビュッフェスタイル。カリカリベーコンが妙に懐かしい。(笑)アジアなのにパスタも美味しかった♪朝からかなりモリモリ栄養補給。

部屋に戻って支度をしていると電話が鳴った。「イェース?」と出てみると約束してたドライバーのAさんからだ。良かった!話はちゃんと通じてたのね。もうロビーに来てるとのコトなので急いで部屋を出る。挨拶をして3日間のコースを相談。遺跡めぐりは定番のコースが何通りかあって、その距離に応じて料金相場もだいたい決まっている。(アンコールワット小回りコースで、バイク1台6ドル、トゥクトゥクなら9ドル(2人乗れる)という具合。Aさんは距離にもよるけど3日間のチャーター料金は60ドルだと言って来た。しかしドライバーをやってくれるのは日本語
ペラペラのAさん本人ではなく、Aさんの従弟のSさんだという。(英語○、日本語×) Aさんが運転してくれると思ってたのに…細かい意思の疎通とか大丈夫かなぁ?そこら辺を考えると最初の言い値の60ドルはちょっと…という事で最終的に50ドルで交渉成立。では出発〜♪

9月のカンボジアは雨季真っ只中…だけど今日は日差しもあって気温も高い。トゥクトゥクは強い日差しをカットしてくれて、走ってる時は風が心地よくて、2人で会話も出来て、居眠りだって出来ちゃう、本当に最高の乗り物だ!即気に入ってしまった♪日本にもあればいいのになぁ。
爽快感を味わってると関所(笑)に到着。ココで3日観覧券を購入する。(1日券20ドル(顔写真無)、3日券40ドル、1週間券60ドル)物価を考えるとものすごい高額だけど、ほとんどの遺跡に入場可能だし(一部別料金の遺跡アリ)、傷みの激しい遺跡の修復・保存の大変さを考えたら妥当な金額なのだろう。(大勢の観光客が出入りすれば遺跡の傷みは進むし、来なけりゃ修復予算が不足…難しい問題だ…。)

遺跡巡りの初日は小回りコースから攻めて行く。西向きに建てられたアンコール・ワットは午後から行くことにして(正面から見た時に逆光になってしまう為)、まずはアンコール・トムの中心に位置し、朝日が当たるよう東向きに建てられた遺跡バイヨンからスタート。(遺跡についての詳しい説明はキリがないので省略。あれば参考リンク貼っておきます。)
私は遺跡の中で腰を下ろして物思いに耽るのが割りと好き。ここバイヨンでは、大きな菩薩の顔と見つめ合ってると不思議な気持ちになってくる。石像なんだから表情が変わるはずもないのに、じ〜っと見ていてもナゼか飽きない。
神が降りる特別な場所だということ、でもそれを創ったのは俗物、つまり人間だということ、現代の建築物はここまで後世に残るのかな、残ったとして何か心に響いたり語りかけてきたりするものがあるのかな…永〜い時のコトを考えてると明確な答えは出なくてもなんだか心地イイのだ♪

しばし物思いに耽った後にやって来たのはバイヨンの北西に位置するバプーオン(「隠し子」という意味がある。名前の由来は伝説にあるらしく、王子を寺院に隠したコトから付いた名前だと言われているとか。)この寺院はかなり長いこと修復中。私が行った時も参道と入り口付近までしか入れなかった。でも手前200mに亘って伸びている空中参道が結構お気に入り♪手すりもなく、人もいない状態でここを歩くとちょっと
イイ気分なのだ。渡る前にちょいと下に降りて参道を支えてる柱を観察してみた。さり気なく彫刻が施されていたりして見えない所なのにオシャレさんだ。^^ 柱の高さは2m程なので「空中」と呼ぶには高さが足りない気もするが、両脇にある池
(湿地かな?)にもっと水が貯まって、水鏡になった水面に青い空と雲が映り込んだら、それこそ空中参道の雰囲気バッチリなんだろなぁ♪妄想膨らますと楽しい。

次はバプーオンの北側、歩いてスグのところにあるピミヤナカス。天上の宮殿という意味を持ち、ピラミッド型をしているのだけれど、上部の中央祠堂の部分はほとんど崩れてしまっているので、本来の姿よりだいぶ低くなってしまってるような気が。それでも階段を上がり地面を見下ろせば結構な高さ。祠堂だけでなく階段や通路も崩れてる部分が多く、手摺もなく、かなり急傾斜なのでデンジャラス。転落注意です!

ピミヤナカスの東側、長くて広〜い舞台のような遺跡がライ王&象のテラス。テラスと平行に整備された道路の方から眺めると本当に長〜いコトがよく分かる。道路からテラスに近付こうと、不用意に草地に足を踏み入れるとズブズブと泥濘にはまるので雨季は要注意。(乾季ならたぶん大丈夫じゃないかと。)ピミヤナカス方面から来るとテラスの上に出るので「ドコが象なワケ?」と疑問がよぎる。答えはテラスの階段を下りてみると分かる。ライ王のテラスは側面にびっしりと彫られたレリーフが圧巻。

…てな感じでアンコール・トムの見学終了。位置関係は左図の通りで遺跡と道以外の緑の所は全部ジャングルor湿地帯。(もちろん城壁の外も辺り一帯がジャングル)南大門を出て南へ2km程向かうとアンコール・ワットがある。それを左手に見ながら更に真っ直ぐ5km程南下するとシェムリの街の中心に辿り着く。さて、アンコール・ワットに行く前にまだあと2のつ見所があるのでそちらへ向かうことにする。勝利門から出て少し東へ行った所にあるタケウ。1000年頃造られた割と大きなピラミッド型寺院。建築途中で王が死去した為に工事が中断、結果的にそのまま放置された。そのせいか装飾やレリーフが一切無く、ブロック状の四角い石がガシガシ積み上げられただけのごっつい雰囲気の寺院だった。建築途中という事で、当時の石積建築技法を知る重要な研究資料でもあるらしい。


タケウの見学が終わり、アンコール・ワットの次に楽しみにしていた遺跡タプロムへ。ジャヤヴァルマン7世が母親の菩提を弔う為に造った仏教寺院…というより、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥームレイダー」の撮影舞台、と言った方がピンとくる人は多いかも。ガジュマルの種を食べた鳥のフンが地面に落ち、そこからどんどん発芽して大きくなった木に飲み込まれつつあり、倒壊の危機に瀕している遺跡。
ココは時間をたっぷりかけて隅から隅まで歩いてみた。いろいろ思ったり、感じたり、考えさせられたり、教えられたり。言葉には出来ないけど…

自然の凄さに圧倒された後はトゥクトゥクでアンコール・ワットに移動してようやくお昼休憩。(時間で言うと昼なんてとーっくに過ぎてるけど^^;)レストランと土産物屋がズラリと並んでいるけれどバイタクのドライバーは皆、特定の店と繋がりがあるらしく、遺跡巡り中は毎回同じ店に連れて行かれる。たぶんドコで食べても似たり寄ったりなんじゃないかと思うけど。3〜6ドルくらいで麺やらご飯ものやら割りといろいろ揃ってます。今日食べたのはベジタブルヌードル
と野菜炒め定食(?)で、味も量もまぁそこそこ普通。女性には多めかな?カンボジアは意外と野菜が豊富なので肉メニューよりも野菜メニューの方がボリュームたっぷりで美味しいカモ♪麺はインスタントだけどね。(サッポ○一番の麺みたいだったな:笑)

さて、満腹になったところでいよいよアンコール・ワットと御対面!第一印象は「思ったより小さい」だった。門をくぐると長い長〜い参道が伸びているのでアンコール・ワットが目に飛び込んでくる瞬間、実は建物までまだまだ遠い。だから小さく感じたのかな。寺院に辿り着いて中へ足を踏み入れると、回廊の高い壁にはヒンドゥー神話を題材にした物語のレリーフがビッシリと刻まれていた。ゆっくりレリーフを観察しながら第1〜第3回廊を歩き、最後に中央祠堂に登る。最初に歩いてきた長い参道と広大なジャングルが眼下に広がってみえた。

15時過ぎにアンコール・ワットの見学が終了。寺院から出てきたところでついに雨が降ってきたので足元に注意しつつ(アンコール・ワットの石は濡れるととっても滑るのだ)小走りでトゥクトゥクまで急いで戻った。帰り道の途中にシェムリの街中にあるマーケットに寄って買出しをしてからホ
テルへ。少し休憩してから17時くらいに再出発。夕食がてら街を見たいと思い徒歩で出かけることにした。ホテルの門前には数人のドライバーが待ち構えているけれど(日本語がかなり堪能。たいしたもんだなぁ)適当にあしらってひたすら歩く。キョロキョロしながら歩いていると溝に落ちそうになったりドロ水溜りに足を突っ込みそうになったりデンジャラス。大通りは舗装されてるけれど、ちょっと横道に入ればガッタガタのダンシングロード。舗装されてたとしても大穴が開いてたりして油断できない。(^^; そんなこんなで宿泊ホテルから徒歩で行くにはかなり遠いんじゃないだろか?と思われるモロッポーカフェでまったりディナータイム。このモロッポーカフェ、サイトを見てもらえば分かるけれど、全ての
食事メニューが2ドル以下と激安!!なのに激旨!!フルーツシェイクもかなり美味なのにたったの1ドル!!お酒も安い!しかも居心地もGOOD♪
21時過ぎまでまったりして、帰りは大通りまで出てから流しのトゥクトゥクをつかまえてホテルへ…しかしこのドライバー、ホテルの場所が分からないと言うので「そこレフトだ、次はライトだ!」と大声でナビしながら帰ってきた。今夜も洗濯してからシャワーして就寝。おやすみなさ〜い♪

本日の出費 ※2007年9月15日現在のレート $1=116円
アンコール遺跡群3日間チケット:40ドル×2 昼食:11.5ドル スーパー(水、お菓子、ジュース、アイスコーヒー×2):8.6ドル
夕食(モロッポーカフェ):4.5ドル トゥクトゥク:1ドル
合計:105ドル60セント (約12,250円)

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