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9月19日 (水)
6時起床。レストランで朝食を済ませてロビーでAさん&Sさんと落ち合う。日本語が出来ないSさんがドライバーだけど、コース打ち合わせと私達の細かい希望を聞く為にとりあえず朝だけはAさんも一緒に来てくれるから安心♪今日はアンコール遺跡群の大回りコースとサンセット鑑賞の予定で8時にホテルを出発。
最初に目指すのはジャヤヴァルマン7世がタプロムに続いて今度は父親の霊を弔う為に建てたプリアカン。アンコール・ワットとバイヨン以外の小さめの遺跡は観光客が疎らなので比較的ゆったり見学できるのがイイ。私達が行った時、この遺跡には誰も居なかった。
次はニャック・ポアン。絡み合う蛇(ナーガ)の意味を持つ沐浴場。70平方メートルの四角い池(現在は枯渇)の中央に円形の基壇があり、その周りを2匹の蛇がぐるりと囲んでいる。中央の祠堂の中にはシヴァ、ヴィシュヌ、ロケシュヴァラの3神体が安置。後ろへ回ると2匹の蛇の尻尾がナルホドしっかり絡まっているのがちょっと面白い♪池の4辺には1つずつ排水口のようなものがあって、人、獅子、象、牛の頭部の形をしている。(水は口からべ〜っと出る仕組み)これを造ったのもジャヤヴァルマン7世。この池は当時、病人の為のものだったとか。

お次はタ・ソム。まったくノーチェックだったこの遺跡が意外や意外、かなり印象に残る遺跡となった。その理由は彫刻の美しさ。他の遺跡と比べて表情豊なデバダーが多く、門に彫られたレリーフも細かくてキレイ。そして屯しているコドモ達も可愛い♪ゴム風船とか持って行ってちょっとの間だけど一緒に遊んでみたり♪ものすごい嬉しそうに遊んでくれたので持って行ってヨカッタな風船。^^

続いてやって来たのが東メボン。かつての大人工湖、東バライ湖の真ん中に建設されたピラミッド型寺院。(現在、東バライ湖は枯れてしまって普通の陸地。西バライ湖のみ現存)階段を上って最初のテラスのようなスペースの4隅には、実物大くらいと思われる象の像(笑)が立っていて、これがなんともキュートなシルエット。更に上ると他の寺院と同じように結構な高さが出てくる。残された祠堂の破風(と言っていいのかな?)の部分に彫られたレリーフはくっきりキレイに残されている。

じゃんじゃん行きます。東メボンの次はプレ・ループという遺跡。「プレ」は変化、「ループ」には身体の意味があり、死者を荼毘に付すのに使われていた寺院で、火葬場?の跡が残っている。上まで登るとジャングルを見渡せて眺めはとてもイイ♪(階段はアンコールワットに比べたら全然緩やかな傾斜)けれど東メボンと造りがとても似ていて、帰国後の記憶はゴチャゴチャになってしまっている遺跡でもある。(象の像がある東メボンの方が印象強い:笑)ココも破風に彫られたレリーフはきれいだけど、デバダーはナゼかボロボロ…材質が違うのか雨のせいか、はたまた人の手が届く位置にあるからか…?

そろそろ大回りコースも終盤、次はバンテアイ・クデイ。こちらもジャヤヴァルマン7世によって造られた仏教寺院。鬱蒼としたジャングルの中をズンズン進んで門をくぐると広いテラスに辿り着いた。ココは観光客も割りと多め。人間だけじゃなくて牛もいっぱい居た♪私はピラミッド形式の寺院より1階建て(というのも変だけど^^;)で奥行きのある遺跡が探検心をくすぐられるので好き。(決して階段を上るのがツライからではナイ)当時を思わせる朱色が残っていたり、アプサラ(天女)のレリーフがたくさんあったりして、お気に入りの遺跡の1つだ♪

大回りコースの最後は王様の沐浴場だったというスラ・スラン。南北に300m、東西に700mという広さで、とても沐浴場には見えない沐浴場。さっきから何度も何度も登場してるジャヤヴァルマン7世もココで沐浴したそうな。雨季だったので結構な水位だけど乾季には水が減り、ポルポトの時代に破壊されたと言われる石造の残骸?のようなものが池中央付近に顔を出すらしい。また夕陽を鑑賞するのにもってこいなスポットであると同時に朝陽の時間帯もとても綺麗なんだとか。普段はコドモ達にとって絶好の水遊び場。この時も元気に裸で泳いでたっけ♪
このスラ・スランで大回りコース観光は終了。今日もお昼をたっぷり過ぎてから昨日と同じアンコール・ワット前の食堂へ。私は安くて無難なベジタブルヌードルを注文、オットはチャーハンを。2日連続で利用したからか、食後のデザートにパイナップルをサービスしてくれた。アリガトウ♪


さてさて、ここで1日目に登場したせっかちガイドを思い出して頂きたい。彼に「してやられた」コトの処理をこれからしに行かねばならないのだ。「してやられた」内容は次の通り。 →カンボジアに到着した時に、せっかちガイドは帰りの集合時間も告げず、航空券の確認も回収もせず、パンフレットやクーポン券などを渡すだけ渡してサッサと帰ってしまったのだ。そういえば、その時ロビーに居た女性グループが、せっかちガイドに向かって「ちょっと〜!帰りの集合時間言ってくれなかったじゃーん!!しっかりしてよね!」と抗議していたのを聞いたような気がする…_| ̄|○ あぁ…常習犯なんだ、あのガイド。(その場で気が付かなかった自分も自分だが)集合時間はともかく、航空券のリコンファームが心配だ。日
本発の飛行機なら必要ないだろうけど、外国はどうだかよく分からない。飛行機に乗れなかったら大変だ!…と言うことで。貰ったパンフに記載されている代理店のオフィスを訪ねるハメになったというワケ。アンコール・ワットを後にしてシェムリへ戻り、町外れにあるオフィスをトゥクトゥクで目指す。途中で国道
を逸れて横道に入るんだけど、その道がもの凄いボコボコ道。とてもとてもトゥクトゥクで走れるような状態ではないので、Sさんにはトゥクトゥクで待っててもらいオットと2人、炎天下を歩きだす。パンフに載ってる地図だと近そうに見えるのに行けども行けどもオフィスが見当たらない。仕方ないので近所の人に聞いてみようと、1軒のお家を訪ねることに。玄関の扉が開いてたので「ハロ〜?イングリッシュOK〜?」と呼びかけた。(自分がイングリッシュほとんどOKじゃないのに:爆)すると「ちょっとだけ」という仕草をみせながらお父さんが登場。私達を見るなり「アレ?ニホンノカタデスカ?」と流暢な日本語を発したのでビックリ!聞けばお父さん、台湾の方ということでファミリーで移住してるんだそうだ。台湾の年配の方には日本語を話せる人が多いけれど、お父さんもそんな1人かな。「暑いから中へどうぞ」と汗だくの私達を招き入れて椅子まで用意してくれた。中には娘さんが2人居て、お姉さんも少しだけど日本語を話す。勉強したんだそうだ、スゴイ!で、肝心のオフィスは「ちょっと分からないケド、電話番号が分かるなら電話してあげるよ」と、超ド級の親切に涙が出るほど感動しまくって、結果、無事に辿り着くことが出来、不安要素も全て取り除かれた。後になってお父さん一家の写真を撮らせてもらえば良かった…と思ったけれど、受けた親切と3人の優しい表情はしっかり心に焼き付けたからきっと忘れない。オットも「台湾の人って優しいんだね♪」と行った事がない台湾という国に好印象を持ち、この時の影響か早々と1ヵ月半後には台湾旅が実現するコトになったくらい♪人ってすごく単純だ。だけどこんな出会い、こんな旅のきっかけってちょっとイイと思う。せっかちガイドのミスがなければ出会えなかった人達、受けられなかった厚意…人と人との出逢いって不思議すぎる。

この後は1度ホテルに戻る。Sさんには15時40分に再び迎えに来てもらう約束をして部屋で少し昼寝。(←コレ結構大事) しっかり休憩を取った後ロビーに下りていくと、時間に少しも遅れることなくSさん到着。トゥクトゥクに乗っかり夕陽スポットのプノン・クロムを目指す。トゥクトゥクはバイクや車ほどスピードが出せないのでプノン・クロムまでは結構遠く感じる。(実際遠いんだけど)
シェムリ郊外の村の様子を眺めながら進んでいくと、途中POLICEに呼び止められる。Sさんがクメール語でやり取りしてるのでサッパリ分からないけれど無事通過できた。しばらくして前方に山が出現。それがプノン・クロムらしい。
プノン・クロムは山の頂上に寺院(現役)と小さな遺跡があるだけのかなり寂しい場所。登山口(階段)前の広場は屋台がたくさん出てるので賑やかだけど、夕陽の時間はそれらの撤収時間でもあるし、一歩山に登り始めると街灯が一切ないので日没後はきっと真っ暗。山頂までは結構な距離だし、決して治安はイイとは言えない場所。でもアジア一巨大、しかも面積が伸縮する湖トンレサップと夕陽を混雑することなくゆっくり鑑賞できる穴場でもある。(別の夕陽スポット、プノン・バケンは観光客だらけらしい。でもその分、安全なんだろうけど)
雨季だからしょうがないよね…と、太陽が全然見えない景色を眺めながらオットと顔を見合わせた。天気だけはどうなるもんでもないからね〜さて、完全に暗くなる前に下山しましょう。なんだか雲行きも怪しいし…と思っていたら案の定、Sさんの待つ広場に着いた途端にドバーッと雨が降ってきた!傘もカッパも持ってなかったので間一髪セーフ。Sさんに「スープドラゴンという店に行って」とお願いして、土砂降りの中トゥクトゥクは走り出した。(トゥクトゥクは雨がひどい時、ビニールのカーテンを屋根から下ろしてファスナーで固定するので、横殴りの雨でも濡れない)

トラブルもボッタクリもなく順調なカンボジアの旅…だったのにココでちょっと嫌な思いをした。夕食は「スープドラゴン」に行きたくてSさんにお願いしたのに、着いた店は思いっきり団体観光客向けのビュッフェスタイルの巨大レストランだった。「店が違う!だいたいこんな高そうな店、持ち合わせに余裕ないんだけど!」と抗議したのにスープドラゴンの方が高くつくとか、こっちはビュッフェでたくさん食べられてショーも見れるからお得だとか…云々言われて、なんか面倒くさくなって妥協してしまった…(雨もザバザバ降ってたし)そしたらやっぱり思ったとおり料理が美味しくなくて閉口…(;´д`) ツアーで連れて来られるような食
べ放題の食事に旨いものがあった例なんてほとんどナイ。(たまにあるケド)でも今更店を変えるわけにもいかず、オットは「食えるだけ食って元を取る」と言ってすごい食べまくってたけど、美味しいと思えないものをたらふく食べれるほど人間出来てないんだよ私。(爆)唯一「まぁ食べれるかな」と思ったミートソースのパスタを皿に盛って来て、それをすすりながら始まったダンスを鑑賞、これがなかなか楽しめたのが幸いだったかな…。そしてダンスも終わり、会計で払った金額2人分でなんと28ドル!!(;´д`)予想はしてたけど…た、高い。(昨夜の6倍弱…) 後で気付いたのだけど、Sさんも別の部屋で食事をしていた。ドライバー用のメニューがあるらしい。完全に観光客仕様の大型レストランだから、たぶんドライバーにマージン的な何かが入るのかも。(食事がタダとか?)客の希望より自分の夕飯を優先してたらお客さん付かなくなっちゃうぞ!

なんとな〜くモヤっとしながらホテルへ。(苦笑) 汗をたっぷり吸ったTシャツを洗濯をしてから就寝。明日は4時起きでアンコール・ワットへ。

本日の出費 ※2007年9月15日現在のレート $1=116円
昼食:10.5ドル 夕食(ジャスミンアンコール):28ドル   合計:38ドル50セント (約4,466円)

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